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日常生活や仕事の場でのちょっとした計算をするのにとても役立つ電卓ですが、数字キーや四則演算(+、-、×、÷)キー、「=」キーだけで計算をすることがほとんどで、それ以外のアルファベットが書いてあるキーについては「使わない」「アルファベットの意味が分からない」という人がたくさんいるようです。

「そっちのキーを使うとかえってワケが分からなくなる」といった声を聞くこともあります。

確かに、「M+」や「M-」だったり、「MR」「MC」「GT」なんて書かれても、どうやって使うのかよく分かりませんよね。

これらのキーは総称して「メモリーキー」などと呼ばれるのですが、実はこれらのキーは計算をするにおいてとても「楽ができる」優れモノの機能を持つキーなのです。

ということで、ここではそんなメモリーキーの中の一つ、「GT」キーについて解説していきます。

GTキーの意味と使い方とは?

「GT」とは、「グランドトータル」(Grand Total)の略です。

簡単に言うと、「それまで計算した結果を合計した値を呼びだす機能を持ったキー」です。

実は、電卓には過去の計算結果を記憶させることができ、GTキーを使うことでその過去の計算結果を合計することができます。

どういうことなのか、具体的な例を出してみましょう。

例えば、あなたがコンビニで

・136円のパン2個

・108円のお菓子3つ

・400円と550円の雑誌

を買ったとして、その合計金額を出したい時、メモリーキーを使わずに計算しようとすると以下のようになります。

① 136 × 2 = 272(円)

② 108 × 3 = 324(円)

③ 400 + 550 = 950(円)

④ 272 + 324 + 950 = 1546(円)

この時、①~③の計算結果をメモに書くか、あるいは自分の頭に記憶しておかないといけません。

ですが、この3つの計算結果は、実は電卓の中に記憶されています。

そして、それを呼びだすのがGTキーなのです。

ですから、上の例の場合、①~③までの金額を計算した後、GTキーをポンっと押せば、④の計算をいちいち入力することなく、1546(円)という答えが出てくるのです。

GT機能の解除方法は?消し方はあるの?

このように、便利な機能を持つGTキーですが、その機能を知らないユーザーにとっては「何で計算する時に毎回GTって表示が出るんだろう?どうしても気になるんだけど、表示を消すことはできないの?」などの声もあるようです。

筆者も、このGTの意味を知るまでは「気にするほどではないけど、なんでいつもGTって出るんだろう?」みたいに思っていた時代もありました(笑)

調べてみたところ、電卓のメーカーや一部機種によってはGT機能を解除したり、メモリーの内容を消去することでGT表示を消すことができたりするようです。

GT機能のON/OFFスイッチ

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上の電卓のように、一部のメーカーや機種によってはGT機能をON/OFFに切り替えられるスイッチが存在します。これによってGT機能を使えなくすることができます。

GTメモリーの内容を消去する

例えば、シャープ製の電卓だと、説明書のGTキーに関して書かれている部分にこういう記述があります。

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このような操作によってGTメモリーの内容を消去できる電卓もあるようです。

GTキーとM+キーの違いは?

GTキーと同じような機能を持つものとして、電卓内には「M+」というキーが存在します。

GTキーとM+キーの大きな違いとしては、

・GT機能は「AC」(またはCA)キーを押すことでリセットされるが、M+、M-、MRなどのメモリー機能はACキーを押してもリセットされない

・GT機能は単純に今までの計算結果の合計を出すだけだが、メモリー機能は他の計算式に組み入れて計算することができる

ことが挙げられます。

メモリー機能の詳しい解説は別記事にて掲載しています(編集中)ので、そちらも合わせて読んでいただくことで、それぞれの機能の違いが理解できると思います。

まとめ

電卓のGTキーは、Excel(表計算ソフト)で言うところのSUM関数のように、複数の計算結果をまとめて合計することのできる便利な機能です。

記事内で挙げたコンビニやスーパーなどでの買い物をするときや家計簿をつけたりする場合など、生活の様々な場面で効率的に計算できるので、覚えておいて損はないですよね。

また、M+やM-など、他のメモリーキーと合わせて使うことで、電卓の機能をフルに活用でき、入力する時間も短縮することが可能になります。

簿記や電卓検定などの資格試験の際にも計算数を減らすことができ、正確かつ迅速に答えを求めることもできるはずです。